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酒米「広系酒45号」について

先日新発売した「天寶一 広系酒45号純米」ですが、「広系酒45号」とはなんぞや?というお問い合わせを多くいただきましたので、ここでご説明を致します!

 

①米の掛け合わせについて

母が改良雄町,父が西南136号(なつほのか)です。
西南136号(なつほのか)は高温登熟性に優れており,「高温登熟耐性」を獲得するために親株として選ばれた品種です。

②新酒米を造る理由

産地間競争の中で県産酒の独自性の維持のため,また,夏の気温上昇に伴い,栽培環境に適した品種への要望があったためです。

③今迄の年数、経緯など

開発は平成24年から令和3年までの10年間。
育種目標については主に広島県酒造組合を通じてニーズ調査を行い,次の4つを挙げました。
①多収⇒比較的安価
②高温登熟耐性⇒原料利用率が高い
③心白が小~中⇒精米特性が良好
④軟質⇒豊かな味わい
開発の結果,目標に合致する新品種,広系酒44号と45号が誕生しました。

④酒としての特徴など

育種目標の1つ「軟質性」を獲得することによって、製成酒は豊かな味わい、ふくらみ、やわらかさを持っています。

 

そんな広系酒45号で醸した「天寶一 広系酒45号純米」は、熟した果実のような香りと、なめらかなぶどう感のあるお酒。後口は天寶一らしいスッキリさのある美酒に仕上がっています。

春のタケノコと是非合わせて欲しいです!