H23酒造年度  平成23年10月8日 初洗米 

10月31日(月曜日)     24日目「10月も終わり・・・・」
外気温14℃ 蔵内気温19℃・・・・と、相変わらず今朝も暖かいです。
本日より、「千本錦60%」の酒母麹・・・・引き込みです。この米も昨年と違い「胴割れ」が少なく、いい状態だと思われます。

第3号酒母・・・・湧き付きです。
今年から「酒母室」・・・・冷蔵設備をバージョンアップさせましたので、室内20℃くらいでも、常に酒母室は10℃キンキンに保っています。
これに関しては、管理が出来るような環境にしました。1つ1つ・・・・です。

美味しい酒になる為 その@」・・・・もろみ第1号・・・・・そろそろいきます。打つべし!
(ただし、あくまで麹造りや酒母造りが、理想な形に仕上がっの事ですので・・・今さら特に言う事ではありませんが、勘違いされていては困るので・・・・悪しからず!)

本日、私・・・・午後から、一人 洗米・・・・・気合入りました。


10月30日(日曜日)     23日目「2号 留 仕込み完了」
外気温15℃ 蔵内気温19℃・・・・と、雨の日はさすがに、暖かい!

日曜日・・・・今日は、あいにく雨なので「蓮太朗」・・・・外に遊びにいけません!
最近、サッカーを一生懸命やっており、週末の昼の休憩時間に、元サッカーをやっていた小林幸太くんと一緒にサッカーの練習をしています。
蓮太朗「こうたくん!こうたくん!」・・・・と友達のように、じゃべっています。

本日早いもので、もろみ2号 留・・・・仕込み完了です。さすがに気温が高すぎるので「氷仕込み」ですが、氷を入れる量も、かなりあります。
ただ、氷を入れるともろみの中での温度差にムラが出るので、醗酵のバランスが気になります。
・・・・でも、冷水ジャケッツトで冷やして・・・・・まだ、氷も残っているのに、留後 3日目の もろみ1号の品温・・・・13℃になります。
蔵の中が19℃
は、管理に対しては過酷です。でも、やらなきゃいけないのです。冷蔵管理・・・・本当に近い将来考えていかないといけません!

私もそうですが・・・・・杜氏及び蔵人達が、それ以上に結果に繋がる酒を強く望んでいると思います。

丹下段平が、矢吹丈に牢獄へ送った言葉のように・・・
今の もろみ1号 に・・・・「美味しい酒になる為に その@」・・・・色んな意味で、打つべし!打つべし!・・・・なんて!


10月29日(土曜日)     22日目「2号 仲仕込み」
外気温13℃ 蔵内気温18℃・・・・・と、また久々に朝暖かくなりました。
1号 もろみ・・・・まだ「氷」溶けていません・・・・・まあ、これくらい暖かいと、丁度いい感じだと思います
ただ、仕込んで これからの「もろみの管理」・・・高田杜氏・・・・・信じております。

本日も「蒸し上がり」・・・・最高です・・・・ただ、気温が高く蒸しがいいと思うので、これから寒くなってきてから、この状態をいかにキープ出来るか?・・・ですね。

今日も気温が高く、日中22℃の中、400kg洗米・・・・・フー!暑い!気合が入ります。


10月28日(金曜日)     21日目「1号 留仕込み 完了」
外気温9℃ 蔵内気温15℃・・・・・と、気温以上に乾燥してきたのでしょうか?朝はとくに寒く感じます。

ようやく、もろみ第1号・・・・留・・・仕込み完了です。(本日も、いい蒸しです)
今日から、仕込み量が多くなり、甑担当は慣れないと腰に負担がかかり恐ろしい結果になりかねないので、最初から注意をしながら新人「宮川」くんへ指示しました。
要領(コツ)を早く掴んで、体に負担をかけないように続けていってほしいもんです。
会所場では、皆 おちゃらけておりますが・・・・・仕事が始まると「先鋭部隊」となって、顔つきが変わります。

この時期は、気温が高い為、やはり「氷仕込み」です

毎年仕込みが完了する迄に全力を注いできました・・・・今年も、そうですが、
今年からは、「もろみの管理」・・・で、「蔵人の努力が報われる酒が出来る」・・・・・と信じています。

高田杜氏・・・・ここ4年くらい、一人で「やぶた(圧搾機)」の版を取り付けています。いつも一人でご苦労様!
バックミュージックは・・・・アメリカンロック・・・・ナイトレンジャーでロックンロール!!!


10月27日(木曜日)     20日目「仲仕込み」
外気温7℃ 蔵内気温14℃・・・・・と、徐々に朝寒くなってまいりました。
前回と違い今回の「添仕込み」・・・・・気温の変化で蔵人も色々考えながら行動しています。

八反錦60%・・・・留麹、添仕込み・仲仕込み・・・・と250kgになると、さすがに大甑の登場です。

午後2時前、約束の時間ギリギリに吸引脱水器の掃除機の部分が到着・・・・無駄な時間は費やしたくないので、かなり強く業者に言いました。(しょうがないじゃろ!)
久々に約300kgの洗米・・・・息切れしてしまいました。
これから、じっくりと体力をつけていかないといけません!(もしかしたら、今年も一人洗米があるかもしれないので!)

今日の「出麹」・・・・留麹・・・・理想な、いい麹でした・・・・だから、今年は「努力が報われる酒」・・・・必ず醸したいです。


10月26日(水曜日)     19日目「エンジントラブル」
外気温8℃ 蔵内気温15℃・・・・と、天気予報通り・・・・朝久々に冷え込みました。あとは、だんだんと寒くなってほしいです。

昨日の「添仕込み」・・・結果的にはマットを巻いて理想な形になりました。この時期の温度変化で、やり過ぎたら本当に怖いです。
今朝は、ボイラーのエンジントラブル・・・・・などなどで、「蒸し」は遅れましたが・・・・なかなかスムーズにはいかないもんです。

午後より、250kgの洗米・・・・・3分の1を洗い終わった所で、吸引脱水機・・・・・壊れました。
しょうがないので、自然に袋吊り、脱水・・・・明日には業者から届くので上手く動いてほしいです。疲れました!

今日は地元 尾道で5年目となる「天寳一の会」・・・・不安もありますが楽しんできます。


10月25日(火曜日)     18日目「初添仕込み」
外気温16℃、蔵内気温20℃・・・・・と、天気予報と違います。添仕込みとはいえ、この気温・・・・・
蔵内気温が20℃あって、仕込みが15℃以下ですから・・・・頭が痛いです。今晩から本格的に朝晩が冷え込むとの事・・・・・信じたいです。

添仕込み・・・・あまりにも、気温が高い為さすがに「氷仕込み」をしました。本当はここで、やりたくないんですが・・・・気温が高すぎるので、しょうがないです。

蔵の中から・・・「うぉりゃあ!ダー!ブハー!ホゲー!」・・・・・と、男臭い声が響きわたっていると思えば、今年 新たに2基 冷水ジャケット を設置する為 セッティングで蔵人皆 格闘しておりました。
私には蔵人皆 楽しんでいるように見えましたが、おそらく相当きついんでしょう!

留麹、引き込み、添仕込み・・・・・洗米・・・・・そして、昨日の添・仲麹の盛り・仲仕事・仕舞仕事・・・・夕方の切り返し・・・・酒造りの準備が忙しくなってきました
まあ・・・いい意味、これから本格的な酒造り・・・・気合入っていいんじゃないの!


10月24日(月曜日)     17日目「3本目 酒母仕込み」
外気温14℃ 蔵内気温18℃・・・・と少し気温が下がりましたが、まだまだ朝は寒くなってほしいです。
今朝6時前から、祭りのかたずけを終え、これで酒造りだけに気持ちを集中させられます。

モトを枝桶に移動しましたが・・・・気温があまりにも高く、氷で冷やしています。
明日は朝9℃くらい迄下がると言っていましたので期待したいです。

八反錦60%・・・・添・仲麹・・・・引き込み・・・・今年から、また「種切り」に参加いたします。
本日64kgで、まだ少ないですが、やはり量が増えれば2人での種切りにも限界があるので・・・・

早いもので、本日3本目の 酒母仕込み 及び 1本目の半分を使用して、明日はいよいよ「初添仕込み」です。
本仕込みの掛米を洗うようになったら完全にモード全開です。「蔵人の努力を成果に繋げる」・・・・が、今年のテーマです。もろみの管理・最後の落とし込みが大事です。


10月23日(日曜日)     16日目「祭り 当日」
外気温16℃ 蔵内気温20℃・・・・と昨日とあまり変化なく、明日から だんだん寒くなるとの事・・・・2日後の初添仕込み・・・・緊張します。
本日から「洗米」明日から「蒸し」が 毎日 始まります。造りモード全開です。
今から集中力・持続力だけは、途切れないように頑張ってもらいたいです。

今朝 3号酒母掛 及び 初添麹 出麹前の状態を確認しました。
昨年から 香り・手触り・味 共に本当に いい麹を造るようになりました。物量も少なく今これだけに集中出来る環境にあるとは思いますが・・・・
やはり、設備もそうですが、いいものを造りだす環境作りがすごく大事な事だと思います。

毎年この時期、地元 神辺町の祭りで鬼の面を被って太鼓のリズムで踊る「跳ね踊り」があるのですが(結構迫力あります)
息子「蓮太朗」・・・・今 小学3年生になりましたが、昨日 蓮太朗「おとうさん!あしたは僕は鬼と写真とるけぇな」・・・・・私「え?本当?どしたん?」・・・・と
昨年と違い成長したもんだな・・・と思っていましたが

昨夜 風呂に入る前に、蓮太朗「なんで、鬼と写真撮らんといけんのん?」・・・・・と、自分で言った事に責任もたなくなりました。
そして、今朝になって、蓮太朗「おとうさん!僕 絶対に鬼と写真とらんけぇな」・・・・・と、私しばらくシカトしていたら、

蓮太朗「僕おじいちゃんと昼迄 出掛けてくる」(祭りは昼迄です)・・・・・と、今度は逃げるような表現をしたので、私「わかった!鬼がきたら家に隠れていいよ」・・・・と言いましたが

いざ鬼がやってきたら、無理やり蓮太朗を捕まえて、蓮太朗「おとうさん!緑の鬼だけは怖いから勘弁して」・・・・勘弁するわけありません。
・・・・・と、しばらく嫌がっていましたが、まわりの子供達の視線を感じたのか?
その後、怖いのを我慢して平然を装い大人しく鬼を眺めていました。

相変わらず調子が良くいざとなったら、ビビリな所は全く成長していない蓮太朗でした。


10月22日(土曜日)     15日目「祭り 前日」
外気温18℃ 蔵内気温21℃・・・・・と、天気が悪いせいか?・・・・ちょっと朝の気温・・・・高すぎます。
2日後の「初添」・・・・せめて朝だけは寒くなってほしいです。

本仕込みタンク・・・・・これから1本1本丁寧に仕込んでいく為・・・・・熱殺菌にて・・・・清めます。

昨夜は、蔵人のお祝いをしました。
杜氏含め各それぞれに今年の酒造りに対しての抱負を語ってもらいました。その中でもカシラの徳永くんの存在及び3年目の小林くんの存在が
今年1年「天寳一を成長させてくれる」何かがあると思います。

そして、黙々と仕事を覚えようとする姿勢が、しっかりとある新人「宮川くん」・・・・決して多くを語らない高田杜氏ではありますが何が言いたいか・・・・を察知して、
段取り9割を考えた上で毎日のリズムを大切に、そして昨年以上にチームワークを大切に・・・・・今まで以上に彼らを信じていきたいです。
(相変わらず検査室の中は、ヴァンヘイレンでロックンロール)

午後3時前から大雨で、せっかくの締め縄も台無しです。
明日は、祭り(鬼が舞う跳ね踊り)本番ですから、せめて雨だけでもやんでほしいです。

毎年 この祭りが終わると少しづつ寒くなってくるので期待したいです。


10月21日(金曜日)     14日目「相変わらず憎めない会長」
外気温12℃ 蔵内気温18℃・・・・と、日中の気温が高いので、朝冷え込みが少ないです。
本日も「蒸し上がり」上々・・・・夕方の「切り返し」も状態がいいです。ただ・・・今 量が少ないので、吸水率36%強ですが・・・・これから色々考えていきたいです。

第1号 酒母・・・行火・・・・4日目です。いい感じです。明日には「分け」です。カシラの徳永くん・・・・2年前のデータ以上にボーメが出ている為 結構手こずっています。
今年の米質は 糖度が出ていいのですが、3年目の酒母担当にとっては、難しい酒母造りだと思います。
何事も3年・・・・難しい事が目の前に来ればくる程乗り越えた時に自分自身の身になる事は大きいもんです。

会長・・・・昨日昼食に久々地元 尾道ラーメンを会長と女房の3人で食べに行きました。
ラーメンが出てきて、食べていたら、会長がいきなり・・・・「へ・へ・へ・・・へイックション」・・・・とクシャミをすると、ラーメンが鼻から私の頭に飛んできて、私も思わず固まってしまいましたが、(私の頭にのったラーメン?は女房が笑いながら採ってくれました)
その後 会長が鼻を押さえて立ち上がりウロウロして、また ゆっくり座ろうとすると 丸椅子に上手く座れず、後ろにこけていました(頭はうっていませんのでご安心を)

他のお客がいるので笑ってはいけないのでしょうが、思わずドリフの加トちゃんのギャグを見ているようで、女房と二人で大爆笑してしまいました。

ちなみに、その後本人は何もなかったように真顔でラーメンを黙々と食べていました
女房「おとうさん!大丈夫ですか?」・・・・・会長(鼻からラーメン出しながら)「何が?」・・・・・て、おいおい!鼻からラーメンがでとるがな!


10月20日(木曜日)     13日目「2本目 暖気」
外気温11℃ 蔵内気温17℃・・・・と、空気が乾燥してきているので気温以上に寒く感じます。

いよいよ本仕込み「添麹米」及び「酒母麹米」の洗米です。
同じ「八反錦60%」ですが、種付け方法や量が違う為に分けて洗米します。

昨日の呉の蔵元の動きが頭から離れませんが・・・・うちは、乾燥蒸気・・・・・ハゼ落ちがない・・・・・色々考えて、もろみでの管理が重要になってきます。
若いカシラと小林くん・・・・相変わらずアグレッシブな動きですが・・・・・高田杜氏も、黒い網の中にマグロでもいそうな勢いを感じさせる動きです。


10月19日(水曜日)    12日目「2本目 打瀬」
外気温10℃ 蔵内気温15℃・・・・この時期、まずまずです。
今日は朝から女房と一緒に呉に行ってまいりました。約3時間・・・色々話が出来て良かったです。
そして、今週末から「本仕込み」が始まる前に、蔵人の努力を実らせる為のヒントが掴めたように感じます。

1号酒母・・・・行火2日目です。バナナ香・・・・いい香りです。

カシラの徳永くん・・・・小林くんと宮川くんへ酸やボーメの分析を教えていました。
徳永くん曰く・・・・「そろそろ分析も覚えないと」・・・・と、じっくり、ゆっくりですが、何事も「何故?」を大切に酒造りに挑んでほしいです。


10月18日(火曜日)    11日目「2本目酒母仕込み」
外気温9℃ 蔵内気温15℃・・・・と、4日いない間に、ずいぶんと朝の気温が下がりました。例年この時期は急に気温が下がるもんです。空気も違います。

2号酒母仕込みです。前回同様 吸水率30%・・・・・今はまだ少ないので、あえて吸水率を上げています。
そしてまだ気温も湿度も高いので、これから気温・湿度が下がってきてから色々考えていきたいです。

1号酒母(八反錦60%)・・・・暖気4日目が終わり、膨れ・・・・・行火です。非常にいい香り・・・・楽しみです。
カシラ、モト屋の徳永くんへ、私「今年のモトはどんな感じ?」・・・・と聞くと、「こんなにボーメが出るとは思いませんでした」・・・・と昨年 酒母がわかりかけていた状態の米が最悪でしたから、今年 いい状態 の酒米に おそらくびっくりしておいるのでしょう!
まだまだ、本仕込みでの酒米の状態や搾ったあとの状態を見ないとわかりませんが、昨年よりも確実に「旨味」は出やすいと思います。

実は今回の出張・・・・東北の被災地「釜石市」にレンタカーで行ってまいりました。
想像はしていましたが、改めて現場に行って見ると、言葉を失いました。現実に触れて見れば見るほど胸が苦しくなってきましたが
我々西の人間にとっては・・・・・どんなに辛い状況でも元気に生きているだけで幸せなんだと強く実感させていただきました。

決して、ひやかしではありませんが・・・・本当に見て良かったです。Hちゃんありがとう!


10月14日(金曜日)    7日目「初暖気」
外気温12℃ 蔵内気温18℃・・・・と、この一週間気温変化はほとんどなし、来週から寒くなっていくとの事・・・・いよいよ秋も深まります。

1号酒母・・・・初暖気です。
うちは、5年前程から4日暖気をして、しっかりと強い「酒母造り」を目指しております。
ただ、強い酒は硬さ・渋さが残りやすいので、その辺が搾った後「火入れ」のタイミングが大切になってきます。

ジューシーで生きのいい・・・・そしてキレたあとの存在感ある酒造り・・・・・自分自身が飲みたい酒目指します。

本日 午後より最後の出張で17日夕方に帰りますので、日記は18日から毎日アップします。


10月13日(木曜日)    6日目「今年の造賀山田錦(横山米)」
外気温12℃ 蔵内気温18℃と朝から小雨です。

昨日 「初モト立て」を終えて、すぐ 東広島「造賀」の酒米農家「横山さん」に会いにいきました。
先週から急に熟れてきて、まさに刈り入れ直前でした。

横山さん今からすぐ行きます・・・・と言うと、「あ?そうですか!でも今年は見るも無残な状態ですよ」・・・・と笑いながら話していました。
実際現場を見ると、ほとんど倒れていたので、私・・・何も言えなく、しばらく横山さんの話を聞いていました。

横山さん・・・・「正直この状態を見ると、ショックでしたよ!今年は、根と茎を太くする為に「けい酸加里」をある程度入れて、倒れないようにと考えてやったのに、この無残な状態ですよ」・・・・・と、でも、実際は倒れているように見えますが、横に大きく横たわっているので米には何も問題ありませんでした。

ただ、横山さんにとって・・・・倒れない丈夫な茎・・・・と思って育てたのにビジュアル的に倒れる事がショックだったそうです。
左上は、茎が太く 丈も高く 身も太く 大きい稲ですが、横たわっているものです。
ちなみに右上は、茎が細く 丈も短く 身も小さいので、倒れていませんでした。

以前から横山さんは「丸々と太ったタンパク質の少ない山田錦を育てていきたい」・・・・と言う、妥協なき思いがあるからこそ挑戦し続けて、倒れるリスクも考えながら
山田錦を育てている姿には、毎回 感動させていただきます。

そして、横山さん籾殻を取り・・・・「でも、米自体は太いし、昨年は全体的に濁ってましたけど、今年は線粒心白が、はっきりしていて まったく濁れていない いい米です
・・・・と言う言葉で安心しました。
ヘコんだ話でも、豪快に笑いながら話し、時には真剣な思いを語る時の表情のギャップに、いつもオチャメで人間味を感じる、尊敬する酒米農家「横山さん」です。
ちなみに、右隣は今年初めてオクラを一緒に作った奥様です。

横山さんを見ていると、まさに人柄や志が ものに乗移るもんだと
・・・・・改めて勉強になります。
横山さん・・・・約5ケ月間お疲れ様でした。あとは我々造り手が最大限に生かすだけでございます。



10月12日(水曜日)    5日目「初モト立て」

外気温14℃ 蔵内気温19℃・・・・と、今週一杯暖かいのは我慢するしかないです。

いよいよ「初モト立て」(最初の酒母造り)です。
酒母担当(モト屋)のカシラ徳永くん・・・・蔵人5年目、今年でモト屋3造り目・・・・最初から酒母を造る上での段取りや心構えが、今までと ぜんぜん違います。
わからない事は「わからない」・・・・掴めた事は謙虚に「つかめた」・・・・と物事を、はっきりと言うようになりました。
まさに、経験が積み重なって確実に「自信」に繋がってきている証拠です。

彼を見ていると、何事も「石の上にも3年」・・・・と言う、今までの事が脳裏にフラッシュバックされてきます。

初モト立て・・・・・仕込み完了です。
八反錦60%・・・・掛米 吸水率30%でも、少し硬いです。
あとは、ボーメの出方次第で色々変えていくかもしれません!
酒造りと向き合う姿勢・・・・・杜氏・蔵人の成長により酒も成長する・・・・と信じています。



10月11日(火曜日)   4日目「出麹」
外気温12℃ 蔵内気温18℃・・・・と、今週一杯は日中は暖かいとの事で、今年は最初から、ゆっくり・じっくりと進んでまいります。

明日「初モト立て」・・・・なので、酒母の掛米・・・・洗米・浸漬です。
今年の「八反錦」・・・・胴割れが少ないです。吸水時間は、そんなに差を感じません。
まだまだリズムがつかめない、宮川くん・・・・ですが、彼は仕事を真面目に取り組む姿勢は、いい意味慣れてくれば問題ないでしょう!

高田杜氏・・・・相変わらず「アグレッシブな動き」で、ほとんど写真がブレて写ります。
今年は脱水機のバキューム・・・・・メーカーから大きいものと交換してもらいました。本当はもっと早く気がついてもらえれば良かったのですが・・・・これで余計な心配が1つ少なくなります。


10月10日(月曜日)  3日目「盛り・仲仕事・仕舞仕事」
外気温12℃ 蔵内気温18℃・・・・と、まずまずの気温!
本日「初切り返し・初盛り・初仲仕事・初仕舞仕事」・・・・と当たり前な事ですが、一昨日色々考えて睡眠不足状態です。
昨日 夕方 麹の寝さしが低かったせいか?盛りがかなり遅れました。やはり最初は感覚がなかなかつかめないものです。

毎日のワンパターン作業でも、いかに考えて、いい麹造りを続けていくか・・・・・そして、火入れのタイミング・・・・更に、色々考える事が多いです。

昨夜は、地元 福山城にて「こうもりナイト」・・・・と題して、全国の日本酒11蔵を集めて 日本酒を中心に今回初めてイベントを行いました。
おそらく1,200?1,300名くらい来場者があったと思われます。(4時間で24升!びっくりです)

うちの看板娘二人です。
事務の女の子と娘「陽菜」に手伝ってもらい、予想以上に娘も役立っていました。
(しつこい酔っぱらいも笑顔で対応して・・・・二人ともいい勉強になったでしょう!)



10月9日(日曜日)  2日目「初蒸し(初甑)」
外気温12℃、蔵内気温18℃・・・・と、初蒸し初日にしては、朝の気温は、まあまあです。
酒母麹のみなので、総米24kgと少ないので、昨年最初以上に吸水率をあげて蒸しました。

蒸し上がりは、かなり良かったです。あとは忙しい日が続いても、甑担当の小林くんが、どれだけいい蒸しを続けていくか?・・・・だと思います。
今は蔵人皆「蒸し上がり」だけに集中できるので、いいのですが・・・・原料処理それも、酒の香り・味に左右される「麹造り」にもっとも重要な「蒸し上がり」・・・・大切な作業です。

昨年「種付け」をほとんど見ていなかったので、今年は、なるべく観察していきたいと思います。
それにより、吸水率を考えていきたいですね。蒸し上がりを見た後の、種付け迄が うちは特に重要だと思います。

本日 地元 福山城にて 日本酒を主としたイベント「こうもりナイト」・・・・娘と一緒に仕事します。



10月8日(土曜日)   1日目「初洗米」

平成23酒造年度が本日から始まりました。

まず、最初に先日綺麗にした「松尾さん」に朝一番「水」をあげて、今年「和醸良酒と杜氏・蔵人の安全・健康」を強く願いました。
そして、造りが終わる迄は毎日続けて、今年も酒造りができる事に感謝したいと思います。

本年度は特に、大きな設備投資はございませんが、1壺モトが多くなるのでステンレスタンクを3基購入、そして、今年も冷水ジャケット2基設置です。
まだまだ、少しづつですが、杜氏・蔵人にとって負担をかけないように環境を変化させていきたいです。

夕方4時から「初洗米」・・・・最初は「酒母米」八反錦60%・・・・24kgの為、量も考えたら、吸水率36%にしました。
今年の米は、昨年より割れにくく吸水時間が短いと思われますので、これから毎日 酒米と向き合って 今年の米の性質を見極めたいです。

今年から妹尾くんの代わりに蔵人ニューフェイス「宮川」くんです。(25歳)
元 美容師ですが、サッカー・弓道・・・・と、見た目以上にバリバリの体育会系男子です。
宮川くん無精髭をはやしていますが、可愛い顔つきなので小林くんがワイルドに見えます(と言うか小林くんが職人らしくなったのでしょうか?後ろに愛車のバイクが光ってます)

今年は、蔵人はカシラの「徳永」くんを筆頭に若いなりに昨年以上に成熟した職人達による酒造り・・・・・
どんなに苦しい時期でも、昨年以上の「天寳一」を常にイメージして、心を込めて醸します。